映画『28日後…』あらすじと感想、ネタバレあり

映画情報

• 原題: 28 Days Later
• 公開年: 2002年
• 製作国: イギリス
• 監督: ダニー・ボイル
• 主要キャスト: キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス

配信状況

配信状況は2024年4月29日時点のものです

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あらすじ

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まず、この映画のスタートはかなり衝撃的なんだ。ロンドンにある研究所で、狂暴化するウイルスが実験動物から人間に伝染するところから物語は動き出すんだよね。そこで、主人公のジムが目覚めるんだけど、彼は交通事故で昏睡状態になっていて、病院で28日間眠っていたんだ。目覚めたジムは、自分がいる病院も街もがらんどうで、何が起こったのか全く分からない状態。この映画の始まり方がもう、すごく不気味で、観ているこっちも何が起こったのか気になって仕方ないんだよね。

ジムは街をさまよいながら、いくつかのヒントを見つけて、感染症の大流行があったことを徐々に理解していくの。その過程で、彼はセリーナとマークという生き残りの人たちと出会うんだ。彼らはジムに現状を説明し、生き残るためのルールを教える。この部分で、感染者の恐ろしさや、崩壊した世界での生存の厳しさが描かれるんだけど、これがもうリアルで、観ているこちらも息をのむような緊張感があるの。また、ジムとセリーナの関係性も少しずつ変わっていくんだよね。

物語の中盤で、グループは父娘のフランクとハンナに出会うんだ。彼らは軍の無線放送を頼りに、安全な場所を求めて旅を続けることに。ここでの旅は、一筋縄ではいかない困難と危険がいっぱいで、サバイバル感が増してくるんだよね。そして、ついに彼らは軍の基地に辿り着くんだけど、そこで待っていたのは、彼らが想像もしなかった恐ろしい現実だったの。ここの展開が、物語の大きな転換点になっていて、ドキドキハラハラが止まらないんだよ。

基地での出来事を経て、ジムは大きく変わるんだ。彼はセリーナとハンナを守るため、そして彼ら自身の生き残るために、予想もしなかった行動に出るの。この最終段階でのジムの成長と、彼が下す決断がとても印象的なんだよね。そして最後、彼らはどうなるのか、その結末が観る者の心に強く残ること間違いなし。サバイバルホラーとしての緊張感だけでなく、人間ドラマとしての深みも感じられるんだ。

この映画は感染症が引き起こす社会の変化や人間性の深層にもフォーカスしているんだ。ただ怖いだけじゃなくて、考えさせられる部分も多いのが魅力だよ。

感想

まず、映画のスタートがすごい。主人公のジムが病院で目覚めた時のシーンは、もう言葉にできないくらい衝撃的。一面の静寂に包まれたロンドンの街が、まるで終末の世界みたいで、その光景が忘れられないよね。無人の街を彷徨うジムの姿は、まさに「終わりの始まり」って感じで、観ているこちらも不安と恐怖でいっぱいになった。そして、この映画の感染者たち。従来のゾンビ映画とは違って、彼らは速くて、獰猛。そのスピード感と迫力は新鮮で、ホラー映画の新しい地平を開いた感じだったよね。ただ怖いだけじゃなくて、彼らの苦悶や絶望が感じられるシーンもあって、ただのモンスターじゃない深みがあったんだ。

この映画、感染者の恐怖だけじゃなくて、人間同士の関係性の怖さも見事に描いてるよね。生き残った人々の緊張感、不信感、それが時には感染者以上の恐怖を生む。特に軍人たちのエピソードは、人間の暗い面をえぐり出していて、見ていて気持ちが重くなったよ。

映像と音楽の使い方も本当に素晴らしくて、特に荒廃したロンドンのシーンや、感染者が迫るシーンの緊張感はすごい。画面の色使いやカメラワークが、その恐怖を倍増させていたね。映画としての芸術性も感じさせる作り込みで、ただ怖がらせるだけのホラー映画とは一線を画している。

キャラクターたちも魅力的で、ジム、セリーナ、ハンナというメインキャラクターたちの心の動きがリアル。終末の世界での彼らの成長や絆の深まり方に、自然と感情移入しちゃうんだよね。特にセリーナの強さと脆さが同居するキャラクターは、本当に印象深い。最後の部分も見逃せないよね。絶望的な状況の中で見せる、ちょっとした希望の光。ラストシーンは、映画を観終わった後も長い間、心に残る。まさに、闇の中の一筋の光みたいな終わり方で、救いを感じさせるんだ。

「28日後…」を見て、ただ怖がるだけじゃなくて、人間って何なのか、社会って何なのか、深く考えさせられたよ。絶望の中にある希望、人間の強さと弱さ、そういうものが詰まっているから、ホラー映画好きはもちろん、そうじゃない人にもおすすめしたいな。こんなに心に残るホラー映画はなかなかないから、ぜひ見てみてほしいよ！