当サイトではホラー映画のあらすじと感想を公開しています

映画『エルム街の悪夢』あらすじと感想、ネタバレあり

当ページのリンクには広告が含まれています。
エルム街の悪夢 あらすじと感想

最近、映画を見る前に詳細なネタバレをチェックする人が増えています。映画選びの失敗を防ぎ、時間やお金を無駄にしないためです。

本記事では、そんな方々に向けて『エルム街の悪夢』の詳細なあらすじと感想をお届けします。視聴の際の参考にしていただければと思います。また、視聴後に他の人の感想を確認したいときにも役立つ内容となっています。

目次

配信状況

配信状況は2025年10月19日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

『エルム街の悪夢』はU-NEXTで現在見放題配信中です。TSUTAYA DISCASの宅配レンタルもオススメです。

U-NEXTは国内最大級の見放題作品数を誇り、映画のラインナップも業界トップクラスです。初回登録なら31日間の無料体験ができて、さらに600円分のポイントがもらえるので、新作映画や有料作品にも使えます。

この機会にぜひチェックしてみてください。。

31日間無料で試す

各社配信サービスについての詳しい記事はこちら!

映画情報

あらすじ

あらすじを動画で見る(おすすめ!)

下記のあらすじと同一内容です

あらすじをテキストで読む

アメリカの郊外スプリングウッド。高校生のティナは、近頃悪夢に悩まされていたの。工場みたいなところで、焼けただれた顔で赤と緑のセーターを着た、手袋に鉤爪みたいなナイフをつけた男に襲われる夢。そしてつかまっちゃってもう絶体絶命!っていうところで目が覚めるんだけど、それは夢と言うにはあまりに生々しかったんだ。不思議なことに、ティナの親友のナンシーも同じような夢を見ているらしいんだ。この現象って一体何なの?ティナのお母さんが留守で家にいない日、一人で不安になっている彼女を心配した仲間たち―ティナの恋人ロッド、親友のナンシー、ナンシーの恋人グレン―この三人がお泊りに来てくれるんだ。深夜に物音がして目が覚めたティナが一人庭に出ると、そこにいたのはあのセーターの男だったの。襲われたティナは必死に逃げるんだけど捕まってしまう。だけどそれは夢の中の出来事。現実世界では、ロッドの目の前でティナが一人もがき苦しんでいるだけ。そしてティナは夢の中で切り裂かれるまで目覚めることはなく、現実世界のティナも見えない何かに切り裂かれてしまったんだ。

唯一の目撃者だったティナの恋人ロッド。全く状況を把握できない彼は、無実ながらも現場から逃走してしまう。だけどナンシーのお父さん、トンプソン警部がナンシーを囮にロッドを誘き出し逮捕するんだ。ショックを受けたナンシーが学校でうたた寝をしていると、夢と現実の境界が曖昧になっていく。学校で例のセーターの男に襲われたナンシーは必死になって逃げるんだけど、導かれるようにボイラー室へと追い詰められた彼女は熱を持ったパイプに腕を押し当てて、激痛で無理やり覚醒するんだ。それは夢の中の出来事のはずだったんだけど、腕の火傷の跡は現実でもくっきり残ってる。疑惑を持ったナンシーは留置所にいるロッドを問いただす。彼は「ティナは見えない何かに切り裂かれた、犯人は夢で見た手にナイフをはめた男に違いない」という。これで疑惑は確信に変わった。ティナは夢であのセーターの男に殺されたんだ。

ナンシーは再び夢の中でセーターの男に襲われ、切りつけられてしまい負傷する。だけどその時、セーターの男が被っていた帽子を現実世界に持ち帰っちゃうんだ。「目覚めたときに持っていたものを持ち帰ることが出来る」っていうこの夢の法則がわかるの。そして、帽子に刻まれていた名前は「フレッド・クルーガー」これがあの男の名前に違いない。それからナンシーは夢が怖くて眠れなくなってしまった。グレンは「悪夢を見たら開き直って楽しんだらいい。お化けが出たら背を向ければ消えるよ」なんていってナンシーを励ますんだけど、そんな言葉では追いつめられてしまっているナンシーの不安は消えないんだ。夢のことを信じていないお母さんとも衝突しちゃうんだけど、お母さんはフレディのことを知っていた。彼はかつてこの町に存在した殺人鬼で、多くの子供を手に掛けたにもかかわらず釈放されてしまった。そして住民たちに粛清され、燃やされてしまったらしいの。だからもうフレディはいないんだって。だけど彼は夢の世界へ逃げ込み、未だ存在している。

このままずっと眠らずにフレディから逃げ続けるなんてことは出来ない。ナンシーは、夢の中でフレディにしがみついた瞬間に目覚めて、彼を現実世界に引っ張り出すっていう無茶な作戦を計画するの。この作戦のパートナーは向かいの家に住んでいる恋人のグレン。だけど、グレンは夜中に合流する前に居眠りしちゃってフレディに襲われて死んじゃった。悲しみに暮れるナンシーだけど、向かいの家に警官たちが集結しているこのタイミングでフレディとの決着をつけることを決意するんだ。罠を設置し、目覚ましアラームを仕掛けて夢の世界へ飛び込むナンシー。彼女は夢の中でフレディを挑発し、目覚ましと共に現実へ引きずり出すことに成功する。そして、家に用意した火薬やハンマーの罠でフレディを迎え撃つの。炎に包まれたフレディは、ナンシーのお母さんに襲い掛かり、お母さんはベッドの中に沈み込むように消えてしまった。ナンシーは恐怖に飲み込まれまいと、背を向けて「これは夢よ、あなたの力は恐れるに足らない」とフレディを拒絶する。フレディは灰のように散り、世界は朝の光で満たされる。玄関を出ると、お母さんは禁酒を笑顔で宣言し、グレン、ロッド、ティナの三人が車で迎えに来る。今までのことはすべて夢だった――そう思ったその時、車のドアが勝手にロックされ走り出し、家のドアの中から伸びた腕にお母さんが引きずり込まれてしまうの。悪夢はまだ終わっていなかった。

『エルム街の悪夢』は、現実と夢の境界がどんどん崩れていく恐怖が魅力のホラー映画だよ。ただのスプラッターじゃなくて、夢っていう誰もが毎日経験してる世界を舞台にしてるのが怖いんだ。フレッド・クルーガーのキャラも強烈で、顔もセリフもトラウマ級なのに、なぜかクセになるんだよね。ナンシーの戦い方もただの被害者じゃなくて、自分から立ち向かうところがかっこいい!ホラー好きなら一度は通るべき名作。今観ても全然色あせてないよね。

感想

序盤から夢にうなされてるのはティナだし、彼女の家庭事情や不安定さが丁寧に描かれてるから、「ああ、この子が中心の物語なんだな」って自然に思い込んじゃうんだよね。ビジュアル的にも、ザ・ヒロインって感じじゃない?母親がいなくて家に一人ぼっちの夜に、ナンシーたちが泊まりに来てくれるっていう流れは、まさに“ホラー映画の主人公あるある”だよね。ところが、いざ本格的に物語が動き出すと彼女はあっさりと衝撃的すぎる形で退場してしまう。しかもあの天井を転げ回りながら血まみれになるシーンね。「え、最初に死ぬのそっち!?ロッドじゃないの?」ってビックリしちゃったよ。

でもそのあと、ナンシーがぐいぐいと物語の中心に立っていく様子を見て、「ああ、こういう構成だったのか!」とようやく気付くんだよね。ナンシーは最初は“友達役”に見えてたのに、ティナの死を境に一気に物語の軸になっていく。そのギャップがまた面白い。ティナを主役っぽく描いておいて、そのティナをあんな風に退場させることで、一気に物語の緊張感が跳ね上がるし、ナンシーにも「残された者としての覚悟」が自然と乗っかってくる。このナンシーがまた強い。誰にも信じてもらえず、親にも先生にも「寝なさい」としか言われない中で、一人でフレディと戦おうとするメンタルのタフさがすごすぎる。普通のホラーなら「キャー!」って逃げ回るだけの子が多いのに、ナンシーは家中にブービートラップ仕掛けて、逆にフレディを迎え撃つというホーム・アローンスタイル。

その反対に、何の役にも立たないグレン。いやほんと、ナンシーの彼氏なんだけど、はっきり言って戦力外。ナンシーに「絶対寝ないで」って言われてるのに、うとうと…で、気づいたらベッドごと血の噴水になって昇天してるっていうね。しかも演じてるのが若かりし頃のジョニー・デップっていうのが驚きポイント。「ジョニデも昔は血の池に沈められる役だったんだ…」って思うと、なんか感慨深かったり。

ラストの展開なんだけど、一瞬、ハッピーエンドかなって思っちゃうよね。だけど、一転して車の屋根がフレディカラーに変わって、ナンシーたちが閉じ込められて、窓からママがバン!って引きずり込まれるじゃない?あそこ、なんとも言えない気持ちになるよね…。夢から覚めたと思ったら、実はまだ夢の中だった、っていう“無限ループ感”が怖さを倍増させてるし、「この世界に“現実”って本当にあるの?」って感覚になってくる。

しかもこの映画のすごいところは、ただオチだけがそういう“夢落ち”なんじゃなくて、全体を通してじわじわと夢と現実の境界を曖昧にしてくるところなんだよね。学校でのシーンとかまさにそれで、ナンシーが授業中にふと寝落ちしちゃって、死んだはずのティナの幻を追って廊下に出る――気がつけばそこは悪夢の世界、でも目覚めたら教室に戻ってて、でも手には現実に傷が残ってる…みたいな。あの辺りから観てるこっちも「あれ、どこからが夢だっけ?」って感覚に陥るのがすごい。夢と現実の世界が表裏一体になって繋がってるんだよね。なんか、昔遊んだ「ゼルダの伝説」みたいだなって思っちゃった。

それに、ナンシー自身が「もしかして私、頭がおかしくなっちゃったのかも」って一瞬弱音を漏らすところ、あそこもグッとくるよね。観客から見ても夢の中の出来事がどんどん現実に食い込んでくるし、大人たちは誰も信じてくれないし、物理法則も通用しないしで、そりゃ混乱するよ!っていうシーン。あれも、自分の感じているものがどこまで現実なのかわかんないっていう、現実の曖昧さをより一層際立ててるんだよね。でもそこで崩れずに、なんとか踏ん張って、自分の“信じる現実”でフレディに立ち向かうナンシーの姿がまたカッコいいんだ。

『エルム街の悪夢』って、1984年の作品だから当然CGなんてない時代。だけど逆にその制限が、すっごくユニークな“撮影の工夫”を生み出してて、そこが今観ても「おおっ!」ってなるポイントなんだよ。例えば、ティナが天井を転がされながら殺されるあの名シーン――実は、部屋ごと“回転するセット”を作って撮影してるんだよね!ティナ役の女優さんは天井にいるわけじゃなくて、カメラと部屋全体を回して、まるで重力が狂ったような映像を撮ってるわけ。これ、CGじゃ出せない物理的に成立してる異常さがあって、すごく印象に残るんだ。

CGってたしかに美しいし、自由度も高い。でも、その分ちょっと「触れられない」感じがあるというか。『エルム街の悪夢』みたいな時代の作品って、“物体としてそこにある”感じがちゃんと画面から伝わってくるんだよね。夢の中の不気味さを、“本当にそこにあるもの”で表現してるからこそ、より不安になったり、ゾクッとくる感覚がある。光の当たり方や影の出方、ちょっとした揺れとか、全部がリアルだからこそ怖い。こういう工夫が詰まったホラーって、観る側も「どうやって撮ったんだろう?」って考えながら楽しめるのも良いところだよね。

『エルム街の悪夢』は、単なる“80年代の古いホラー”で片づけられない強烈な存在感があるよね。夢と現実のあいだを行き来する構成、予想外のキャラ配置、そしてCGのない時代だからこそ生まれた“本物の恐怖”。どれをとっても、今観てもまったく古びていない。怖い夢を見て飛び起きた直後って、まだ半分覚醒していなくて、夢と現実の区別がつかないよね。『エルム街の悪夢』って、まさにあの瞬間をずっと体験しているような映画だと思う。目を覚ましても、どこかでまだ続いている悪夢。その感覚が、この作品を“ただのホラー”じゃなく、“記憶に焼きつく悪夢”にしてるんだよね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次