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映画『着信アリ』あらすじと感想、ネタバレあり

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着信アリあらすじと感想

最近、映画を見る前に詳細なネタバレをチェックする人が増えています。映画選びの失敗を防ぎ、時間やお金を無駄にしないためです。

本記事では、そんな方々に向けて『着信アリ』の詳細なあらすじと感想をお届けします。視聴の際の参考にしていただければと思います。また、視聴後に他の人の感想を確認したいときにも役立つ内容となっています。

目次

配信状況

配信状況は2024年9月13日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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映画情報

あらすじ

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下記のあらすじと同一内容です

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大学生の由美は、友達の陽子、なつみと一緒に合コンに来てるいたの。楽しい時間を過ごしていたその最中、陽子の携帯電話に不思議な着信があったんだ。電話は陽子自身の番号からかかってきていて、留守電に未来の日付でメッセージが残されていたんだ。再生すると、そこには陽子の声が録音されているっていう謎の現象。でもね、その時はみんなあまり気にしていなかったの。二日後、陽子は合コンで出会った男の人といい感じで浮かれててさ、由美に水着買いに行こうよとか電話かけてきたのね。この時間がちょうど、あの留守電のメッセージの時間だったわけ。そして、留守電と同じセリフをしゃべった直後に陸橋から落下して電車に跳ねられて亡くなってしまったの。葬儀に参列した由美となつみは、陽子の後輩たちから不穏な話を聞くんだよね。未来の自分から電話がかかってきた人は呪われて死んでしまう、というもの。そして次のターゲットはその電話に登録されている電話番号から選ばれるというものだったんだ。由美はまだ半信半疑だったけど、葬儀に来ていなかった陽子の彼氏、健司に忠告にいくんだ。でもね、もう健司の元にはすでに例の電話がかかってきていたの。由美は、ヤバいよ逃げないとっていうんだけど、健司は信じていない。そして何かに引っ張られてエレベーターから落下して死んじゃったんだ。

呪いの噂は本当だったと確信した由美となつみは電話がかかってこないように携帯の電源を切るんだけどさ、電源が入っていないはずのなつみの携帯に電話がかかってくるの。そして今度はメッセージじゃなくて写真が送られてくるんだ。なつみと呪いの電話のことは大学で噂になっちゃって、友人たちはなつみの電話帳から自分の電話番号を消そうとするんだよ。なつみは携帯電話を解約するんだけど、それでも呪いは追いかけてくるの。そして誰が情報提供したのか、テレビ局の霊能番組の取材がやってきてね、なつみは藁にも縋る思いで霊能番組に出演することにしたんだ。一人取り残された由美は、山下という男性に出会う。この山下の妹も同じ呪いで亡くなっていて、彼は妹の死の真相を解明するために動いていたんだ。二人は協力して調査を行い、とある病院がこの事件と深いかかわりがあることが判明するの。そして水沼マリエという女性が浮かび上がってくるんだ。マリエには美々子と菜々子という二人の子供がいて、二人を頻繁に救急治療に運び込み、熱心に看病してる姿が目撃されてるんだけど、虐待を疑われていたんだよね。美々子は喘息の発作で亡くなり、菜々子は施設に預けられている。そしてマリエの行方は誰も知らないんだ。一方で、なつみは生放送番組に出演して呪いから逃れるための手助けを求めるんだけど、出演者や番組スタッフは面白半分って感じでその温度差に失望しちゃうの。由美は放送を止めようとスタジオに駆けつけるんだけど、なつみは予告された時刻に命を落としてしまう。そして由美の携帯が鳴り始め、ついに彼女の番がやって来るんだ。

山下は自分一人で解決してみせるから由美には自宅で待機するように言うんだけど、由美はいてもたってもいられず独自に調査を進める。そして、例の病院の旧病棟にたどり着くんだ。そこはもうお化け屋敷みたいになってて、怪奇現象のオンパレードでめっちゃ怖いんだよね。そこで発見される水沼マリエの遺体が動き出し、由美に襲い掛かるんだ。由美は過去に母親に虐待された経験があって、マリエの姿と母親の姿が重なって見えてしまう。そして謝罪を繰り返す由美。このシーンはね、みてるこっちもつらいんだよね。由美の思いが通じたのか、マリエが人の親としての心を取り戻したのか、マリエは成仏して動かなくなっちゃうんだ。

これで全てが終わったかのように見えたんだけど、さらにここで新たな事実が判明するの。マリエは虐待など行っておらず、菜々子への虐待は姉の美々子が行っていたこと。そして、マリエが虐待を受けた菜々子を病院へ連れていくために喘息の発作を起こした美々子を放置したことが死因だったこと。その恨みから美々子が悪霊と化してしまったこと。事件の黒幕はマリエではなく、まだ何も解決していなかったんだ。由美の元へかけつけた山下だったんだけど、すでに美々子に取り憑かれ操り人形と化してしまった由美に刺されてしまうの。そして病室のような場所で目を覚ました山下に微笑みかける由美。その手には包丁が握られており、これから起きる惨劇を予感させて映画は幕を閉じるんだ。

『着信アリ』は携帯電話という身近なアイテムが恐怖の源となる設定が斬新で、日常の中に潜む恐怖を感じさせるんだ。柴咲コウの怯える演技がリアルで視聴者の恐怖を増幅させているんだよね。この映画を観たらあなたも電話の着信音が少し怖く感じるようになるかもしれないよ。

感想

「着信アリ」を見た時の感想なんだけど、この映画ってやっぱり日本のホラーの中でもかなり独特な作品だよね。携帯電話を使った恐怖の演出って、普段身近にあるものが怖くなるから、見終わった後もその恐怖が残るんだ。だって、携帯電話なんて一日に何度も見るし、着信音が鳴るたびにビクッとしちゃうんだよね。

この映画の最大の魅力は、その緊張感と不気味さ。鳴り響く着信音が不気味で、画面の向こうからもその恐怖が伝わってくる。特に印象的だったのが、着信メロディが聞こえた瞬間に感じる心臓のドキドキ感。あの音を聞くたびに「次は誰が死ぬんだろう」って考えちゃうんだ。映画の中で繰り返されるこのパターンが、恐怖を徐々に増幅させていくんだよね。

昔、こういう都市伝説ってあったよね。他にも、「このメールを5人に送らないと呪われる」とか「夜中に鏡を見て〇〇と言うと幽霊が出る」とか、そういう話が学校で広まっていたけど、今でも都市伝説ってあるのかな?「着信アリ」の面白いところは、そんな都市伝説のエッセンスをうまく取り入れているところだと思うんだ。どこかで聞いたことあるような話だからこそリアルに感じられるし、日常生活に潜む恐怖を引き出しているんだよね。着信音が鳴るたびに「もしかして自分も?」って思っちゃうし、その緊張感がずっと続くんだ。

後半、なつみが死ぬシーン辺りから映画の雰囲気が一変してさ、それまでの静かな不気味さから、急に全力で視聴者を怖がらせようとしてくるんだよね。この変化が視聴者の心を掴んで離さないポイントだと思うんだ。なつみがテレビ収録中に死を迎えるシーンは、本当に衝撃的だった。彼女が逃げ場を失って恐怖に震える姿は、観ているこちらも息が詰まるような緊張感を感じたよ。それに、首をねじ切られてしまうシーンは強烈ですごいインパクトだった。流れが変わったなっておもったよ。

そして、その後の廃病院でのシーンが本当にヤバイ。あの廃れた病院の雰囲気だけでも十分に怖いのに、そこに音響効果や照明も相まって、一層の恐怖感が演出されている。暗闇の中で響く足音や、不意に現れる影、そしてユミの絶叫が絶妙に組み合わさって、視聴者を緊張の渦に引き込むんだ。由美が恐怖に直面し、絶叫するたびに、その恐怖が観客にダイレクトに伝わってくるんだよね。柴咲コウの演技は、本当に見事で、ただ絶叫しているだけなのに、その声に込められた恐怖や絶望がリアルに伝わってくる。彼女の絶叫は決して演技っぽくなく、まるで本当にその場にいるかのような感覚を与えてくれるんだ。それが映画の恐怖を倍増させているんだと思う。

そうそう、「着信アリ」はキャストが豪華なんだよね。由美役の柴咲コウだけじゃなくって、堤真一が演じる山下も印象的だった。彼のキャラクターはユミの頼れるバディでありながら、彼自身も過去に妹を亡くすという悲しい経験を持っている。その背景が物語に深みを与えていて、単なるホラー映画以上のドラマを感じさせるんだ。堤真一の演技は、その哀愁や強さを見事に表現していて、本当に引き込まれる。さらに、松重豊も出演している。彼が演じる役もまた、物語の緊張感を高める重要な存在で、豪華なキャストが集まっているからこそ、この映画は成功したんだと思う。昔のホラー映画って、本当にお金をかけて作られている感じがするよね。特に「着信アリ」は、映像のクオリティや音響効果、そして演技力の高いキャスト陣が揃っているからこそ、これだけの作品が出来たんだろうなっておもうよ。

この映画は、誰も完全には救われないけど、どこかで少しずつ癒されていく過程を描いているとも思う。由美はマリエに謝罪することで、マリエを成仏させることができたし、それが由美自身の心の救いにもなっているんだ。でも、その救いが完全なものではなく、どこか切なさや悲しさが残るところが、この映画の深いところなんだと思う。みんな救われないけど、どこかで救われている。その微妙なバランスが、この映画の感情を豊かにしているんだよね。結局、全然ハッピーエンドじゃないんだけど、少しずつ前に進むことで、登場人物たちが少しでも癒されていく過程が描かれている。その過程が観ている側にも響いて、深い余韻を残すんだ。

余韻といえば、最後のシーンは爽やかな感じがして、ちょっと意外だったんだ。由美と山下が最後に会話するシーンで、一瞬だけ青空が映るんだけど、その青空がなんとも言えない爽やかさを感じさせるんだ。あの瞬間、一瞬だけ恐怖から解放されたような感覚になるんだよね。だけど、その後山下が殺されるのが分かっているから、なんとも言えない切なさと余韻が残るんだよね。

『着信アリ』は、例えば『呪怨』とかのようにビックリ箱的、ジェットコースター的なホラー映画に分類されると思う。でもね、その雰囲気や余韻が非常に強くて見終わった後もしばらくその世界観に浸ってしまうんだよね。単なる恐怖映画ではなく、人間の感情や過去の傷を描いた深い作品で、ホラー好きにはたまらない一作だと思うよ。映画の恐怖とともに、その後に残る切なさや感動を味わえる、そんな特別な作品だと思う。

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