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映画『カメラを止めるな!』あらすじと感想、ネタバレあり

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カメラを止めるな! あらすじと感想

最近、映画を見る前に詳細なネタバレをチェックする人が増えています。映画選びの失敗を防ぎ、時間やお金を無駄にしないためです。

本記事では、そんな方々に向けて『カメラを止めるな!』の詳細なあらすじと感想をお届けします。視聴の際の参考にしていただければと思います。また、視聴後に他の人の感想を確認したいときにも役立つ内容となっています。

目次

配信状況

配信状況は2024年9月13日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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映画情報

あらすじ

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下記のあらすじと同一内容です

あらすじをテキストで読む

この映画は山奥の廃墟で女性がゾンビに襲われているシーンから始まるんだ。もう絶体絶命っていうところで響く「カット!」の声。実はこれってゾンビ映画の撮影現場なんだよね。しかもこのシーン、テイク42なんだって。監督はもうブチ切れてて、「お前の人生が薄っぺらいから演技も薄っぺらくなるんだよ!」とか言ってるの。この監督ヤバいよね。一旦休憩に入ると監督はどっかに行っちゃって、雑談中にメイクさんが「ここ、旧日本軍が人体実験してた曰くつきの場所なんだよね」とか言ってるの。するといきなり本物のゾンビが現れて大パニック、ここから逃走劇が始まるんだけど、なんかこの映画ちょっとおかしいんだよね。なんか妙な間があったり、登場人物たちの視線が泳いでたり、よく意味の分からない放送事故みたいなシーンがあったりするの。それから再登場した監督は「これだよこれ、これが本物だよ!」とか言ってゾンビに向かってカメラ回してるし、メイクさんは発狂して暴れだす。結局みんな死んじゃって最後は一人生き残った女優さんが屋上で空を見上げてるシーンでエンドロールが流れるんだ。

なんだかおかしな映画なんだけど、実はこれって映画の中で作られたドラマ、つまり劇中劇だったんだ。映画の後半ではその舞台裏について語られていくの。映画監督の日暮は「速い」「安い」「質はそこそこ」がモットー。今は主にテレビ番組の再現ドラマを作ってるんだ。娘の真央も映画監督志望で映像関係の仕事をやってるんだけど、有り余る情熱と一切妥協できない性格のせいでトラブルばかり。ニコニコして腰が低くて妥協しまくって仕事してるお父さんのことはよく思ってないみたいなんだよね。奥さんの晴美は元女優なんだけど、役に入り込んで大暴れしちゃって引退してるんだって。ある日、日暮のもとにドラマ制作の仕事が回ってくるの。その内容は「30分間生放送のゾンビもの、カメラ1台でワンカット撮影」という一発勝負の無茶なものだったんだけど、真央の好きな俳優が出演するっていう理由で日暮はこれを引き受けちゃうんだよね。

打ち合わせに集まった役者さんやスタッフさんたちはみんな曲者ぞろい。NG事項だらけのアイドル女優や、細かい設定にこだわる神経質なイケメン俳優。他にもアル中の人とか、すっごいお腹弱い人、腰痛持ちのカメラマン、みんな自己主張が強くてバラバラ。それをまとめる日暮の苦労は計り知れないの。そして何度もリハーサルを重ねて迎えた本番で、不倫していたメイク役の人と監督役の人が交通事故でこれなくなっちゃう。急遽代打で舞台経験のある日暮が監督役、奥さんの晴美がメイク役で参加することになったんだ。

撮影がスタートすると、監督役の日暮はアドリブを交えつつ、キレッキレの迫真の演技を見せる。妥協して無難な仕事ばかりしていた日暮だけど、彼の中では映画に対する情熱は消えてないっていうことが分かるんだよね。そして巻き起こるありえないアクシデントの連続。アル中の人は差し入れのお酒を飲んで潰れちゃってるし、お腹弱い人は生放送中にトイレに行っちゃう。あわや放送事故っていうところだったんだけど、娘の真央が飛び入りで参加して機転を利かせて脚本をその場で修正していくんだ。それからもアクシデントの連続なんだけど、その都度真央が指示を出し、スタッフたちが全力で駆け回り、撮影は続行していく。気が付けばアイドル女優もイケメン俳優もなんでもありの体当たりの演技をしていたんだ。そして一度もカメラを止めることなく何とか迎えたラストのシーンなんだけど、女優を頭上から撮影するためのクレーンが壊れちゃってたの。最後のシーンには拘りがあった日暮だったんだけど、プロデューサーに諭され諦めて普通に撮影するしかなかった。でもね、真央はお父さんに諦めてほしくなかったんだ。そして真央の発案で、スタッフも、役者も、プロデューサーまでも参加して全員でピラミッドを作り、その頂上から撮影したんだ。このシーンはバラバラだった役者やスタッフたちが、そしてすれ違っていた日暮親子が一つになったことの象徴なんだよね。こうして何とか無事撮影が終了したところで映画は幕を閉じるよ。

『カメラを止めるな!』はゾンビ映画製作を題材にした笑いと感動の衝撃作。その計算されつくしたストーリーの構成には脱帽するしかないんだよね。

感想

映画の冒頭部分を見ている時は、ちょっと笑っちゃうくらいのぎこちなさと低予算感が漂ってて、「これって大丈夫なの?」と思うけど、そこからが「カメラを止めるな!」の真骨頂。普通のゾンビ映画だと思って観ていたら、実は全てが劇中劇で、映画後半にその制作の舞台裏が明かされるっていう二重構造。こんな構成、見たことがなくて新鮮だった。あのぎこちない演技やカメラワークにはすべて理由があって計算され尽くした結果だと知ると、もう一度最初から見返したくなっちゃうよね。

そしてこの映画が凄いのはそのユニークなストーリー構成だけでなく、純粋なドラマとしても非常に魅力的だっていうところ。特に、日暮と娘の真央の関係が描かれるシーンは感動的だった。日暮の演技から見える彼の情熱、その熱量がものすごいんだよね。普段はつまらない再現VTRばかり作っているけど、映画に対する情熱を全然失っていない。その情熱を持ち続けながらも、家族のために安定した収入を得るために無難なテレビの仕事を続けている姿には、親としての責任感や苦労が伝わってくる。真央がそのことを理解できずにいるのも無理はないけど、若さ故の未熟さが感じられて、逆にリアルなんだ。

真央が映画一筋なのってお父さんの影響で、幼いころはお父さんのことが大好きだったはず。だけど今の日暮は一見映画への情熱を失ったように見えるから、真央はお父さんのこと見損なっちゃってるんだよね。その背景が詳しく語られなくても、観客には伝わってくるのがこの映画のすごいところだよね。劇中で描かれる一発勝負のワンカット映画を成功させるためのドタバタ劇を通じて、二人が少しずつ理解し合い、わだかまりが解けていく様子が本当に感動的なんだ。父親としての愛情と、映画に対する情熱が重なり合って、最後にはお互いを認め合う姿が心に響く。全てが計算され尽くしているのに、それを感じさせない自然な流れが素晴らしいよね。

映画のクライマックスであるラストシーンで、昔の写真と重なる場面。あれはもう涙腺崩壊だった。日暮に支えられた真央がカメラを持ち上げている姿が、昔撮った写真とリンクするんだけど、その瞬間に二人の間にあったギクシャクが全て消えていったように感じられて、感動が一気に押し寄せてきたんだ。家族の絆っていうテーマがこの映画の隠れた核になっていて、それが観客の心に深く響くんだと思う。

問題児だらけの役者たちが、数々のアクシデントを乗り越えながら一丸となって撮影を成功させる過程もすごく面白いよね。主演女優や他の俳優たちも最初は自分のことしか考えていない感じで、あれはやりたくないとか文句ばかり言っているけど、ドタバタの中で次第に変わっていく。特に、主演女優やイケメン俳優が最後には体当たりの演技で全てをやり遂げる姿には感動したよね。初めはプロ意識が低いように見えた彼らも、困難な状況を一緒に乗り越えることで成長し、真のプロフェッショナルへと変わっていく。この成長の過程が見事に描かれていて、観客としても応援したくなっちゃう。

豪華で洗練された映画が大ヒットして賞を取るのは当然かもしれないけど、この映画のように限られたリソースで最大限の工夫を凝らして作り上げた作品には、それとは違う感動があるんだと思う。実際の映画制作って、華やかな表舞台だけじゃなくて、裏側では多くの努力や苦労が積み重なっていることをこの映画は教えてくれる。日暮監督たちのように、情熱を持って一生懸命取り組んだ結果が、世間的にはB級映画かもしれないけど、その裏には計り知れない価値が詰まっているんだよね。それにB級映画だからこそこの映画のリアリティと親しみやすさを感じることが出来るんだと思う。苦労の末に出来上がった作品には見た目はチープでもその背後には計り知れないドラマと努力がある。だからこそ、見ている側も一緒にその達成感を共有できるんだよね。観客としても、自分たちが応援している身近な存在のように感じられるし、「こんな風に頑張れば自分たちも何かを成し遂げられるかもしれない」と思わせてくれる。豪華な映画じゃなくても、人々の心を動かす力があるんだって、この映画は教えてくれるんだよね。

コメント

コメント一覧 (2件)

    • 確かに、私の知り合いにも一人、何が面白いか分からなかったと言っている人がいました。この映画は確かに好みが分かれるタイプかもしれませんね。

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