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映画『遊星からの物体X』あらすじと感想、ネタバレあり

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遊星からの物体Xあらすじと感想

最近、映画を見る前に詳細なネタバレをチェックする人が増えています。映画選びの失敗を防ぎ、時間やお金を無駄にしないためです。

本記事では、そんな方々に向けて『遊星からの物体X』の詳細なあらすじと感想をお届けします。視聴の際の参考にしていただければと思います。また、視聴後に他の人の感想を確認したいときにも役立つ内容となっています。

目次

配信状況

配信状況は2024年9月13日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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映画情報

あらすじ

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下記のあらすじと同一内容です

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物語の舞台は1982年の南極大陸。アメリカ観測隊第4基地では12名の隊員が思い思いの時間を過ごしていたの。その時、静寂を破るように一頭のハスキー犬とそれを追うノルウェーのヘリコプターがあらわれるんだ。このヘリは異様なまでの執念でハスキー犬を追いつめ銃撃しているの。アメリカ隊のメンバーは困惑しつつも制止の呼びかけを行うんだけど、このヘリは止まらないんだ。隊員に流れ弾が当たってしまい、やむなく正当防衛としてこのヘリの搭乗者を排除するんだ。そしてハスキー犬は基地で保護されることになるんだけど、これがとんでもなくヤバイヤツだったの。顔がパカっと割れて、触手がウネウネ出てきて、他の犬たちを襲い始めちゃう。いわゆる、エイリアンだったんだ。

このエイリアン、「物体X」は10万年前に地球にやって来てずっと冬眠してたんだけど、ノルウェー隊の接触により目覚めてしまったの。「物体X」のヤバいところは、取り込んだ生物に擬態できるってところなんだ。記憶とか能力も完全にコピーできちゃうから全く見分けがつかないんだよ。生物学者のブレア博士がシミュレーションしたところ、「物体X」が人間社会に接触した場合、およそ3年ですべての人類は「物体X」に置き換わってしまうことがわかったの。博士はパニックに陥りながらも、「物体X」を南極に隔離するために基地の通信装置を破壊し、ヘリや雪上車等の移動手段もすべて破壊したんだ。

隊員たちは次第に疑心暗鬼に陥っていく。ハスキー犬に擬態した個体は退治したんだけど、その後も次々と仲間が「物体X」にやられていくの。生き残った隊員たちもすでに「物体X」と入れ替わっているかもしれない。そして隊員たちもお互いを完全に信じられなくなり、争いが起きはじめ、ついに人間同士の争いで犠牲者が出てしまうんだ。操縦士のマクレディはこの状況を打破するために、血液を用いた人間と「物体X」の判別方法を考案するの。これがうまくいって「物体X」のあぶり出しに成功するんだけど、あと一歩というところで基地の発電機を爆破されてしまうんだ。極寒の世界では人間は電気なしには生きていけないけれど、「物体X」は冬眠することで生き延びることが出来る。どうやら、アメリカからの救助隊が来るのを待つつもりらしいんだ。

マクレディたちが生き残る可能性はほとんどゼロに等しい。それでも、せめて「物体X」を道連れにしようと最後の作戦を実行するんだ。それは、ダイナマイトで基地ごと吹き飛ばし全てを焼き尽くすというクレイジーなものだったんだよ。マクレディたちは次々と施設を爆破していくんだけど、同時に隊員たちも「物体X」の襲撃を受け次々と命を落としていく。最後は隊員たちを取り込んで巨大化した「物体X」とマクレディの一騎打ちが繰り広げられるの。そしてマクレディのダイナマイトが炸裂し、全てを吹き飛ばしたんだ。それからどれくらいの時間が立ったのか、マクレディが燃え盛る基地を見つめていると、炎の中から隊員の一人、チャイルズが現れる。このチャイルズは人間なのか、それとも「物体X」なのか?そもそもこのマクレディは人間なのか、「物体X」なのか?それはわからない。二人が黙って炎を見つめているシーンで映画は幕を閉じるんだ。

『遊星からの物体X』は、疑心暗鬼と極限状態の恐怖が描かれたSFホラーの名作だよ。南極の孤立した環境の中で、信頼が崩れていく様子や、正体不明の恐怖に立ち向かう姿がリアルに描かれているの。観る者を最後まで引き込む緊張感と、終わりの見えない絶望感がこの映画の魅力なんだよ。

感想

『遊星からの物体X』は、やっぱり特殊効果とメイクアップがすごいよね。物体Xの作り込みが半端なくて、ホント、めっちゃグロイ。80年代の映画だからCGに頼らずに特殊効果を駆使していているんだけど、逆に今見ると新鮮さを感じる。どうやって撮影しているのか想像もつかないようなシーンがたくさんあるんだ。CGが主流の現代じゃこういうのってもうできないと思う、まさにロストテクノロジーってやつだよね。特に犬がエイリアンに変形するシーンは衝撃的で、毛が抜け落ちて形が変わっていく様子なんて、鳥肌が立っちゃう。隊員の頭がちぎれて蜘蛛のように動き出すシーンなんかもヤバかった。物体Xの変形シーンは、どれも衝撃的で記憶に残るんだ。そしてクリーチャーの造形だけじゃなく、照明やカメラワークが絶妙で物体Xがチープに見えないようにうまくカバーしてるんだよね。

本当に誰が物体Xかわからないっていうのがやばいよね。観ているこっちまで疑心暗鬼にさせられて、緊張感が半端ない。誰がエイリアンなのか、誰を信じていいのか、観客もキャラクターと同じく迷い込んじゃうんだ。仲間同士の疑心暗鬼が増幅されていく様子は、人間の本質的な恐怖を描いていて、ただのホラー映画とは一線を画している。最初は主人公格のマクレディがリーダーシップを取って隊員たちを引っ張っていくのかと思ったんだけど、マクレディもすぐ疑われちゃって、疑惑を晴らそうと必死な姿なんか、本当に見ててハラハラする。血液検査のシーンはこの疑心暗鬼のピークだよね。マクレディが、加熱した針で血液をテストすることでエイリアンを炙り出そうとする場面。このシーンは、本当に手に汗握る展開で、見ている側も「次は誰の血液が反応するのか」とドキドキしっぱなしだったよ。特にあの瞬間、針を突き刺した血液が激しく反応する場面は、何度見ても鳥肌ものだった。

この映画は終わり方もすごくいいんだよね。マクレディとチャイルズが生き残るけど、最後までお互いを疑い合うシーンで終わる。結局、どちらかが物体Xなのか、それとも二人とも人間なのか、全然わからないまま終わるんだよね。あの曖昧さが余韻を残すんだ。結局真実はわからないまま、静かにウイスキー飲んでるシーンで終わるっていうのがたまらなくいい。誰が物体Xだったのか、二人はどうなったのか、色々考えさせられる。マクレディが渡したウイスキーが実は燃料で、それを飲んでも平気なチャイルズが物体Xであるという説もあるし、チャイルズの吐く息が白くなっていないから物体Xだっていう説もある。でも結局のところ真実は監督にしかわからないんだって。逆に言うと、何度も繰り返し映画を見て自分だけの仮説を立てる楽しみがあるよね。このような多様な解釈が可能なのも、この映画の魅力だと思うんだ。

「遊星からの物体X」は、ただのホラー映画ではなく、人間の心理や恐怖を巧みに描き出した作品だと思う。特殊効果のリアルさと、ストーリーテリングの巧みさが絶妙に組み合わさった傑作で、何度見ても新たな発見があるんだ。もしまだ見ていないなら、ぜひこの緊張感とスリルを体験してみてほしい。映画を観終わった後も、あの不気味なエイリアンの姿が頭から離れなくなること間違いなしだから。ただ、昔のホラー映画ではよくあることみたいだけど、犬好きの人は気を付けた方がいいかもしれないね。

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